多岐にわたる障害者施設の仕事

障害者施設は自宅で日常生活を送ることが難しく、誰かのサポートが必要な障害者を対象とした施設です。
発達障害や知的障害、身体障害などがある人が入所することができ、障害者程度区分が4以上、または50歳以上なら区分が3以上の人が利用することが出来ます。
施設内で生活介護や自律訓練を行っているのです。
入所している人のほとんどは区分が4以上なので、食事の手助けやおむつ交換が必要な利用者も居ます。
様々なタイプの介護が必要なので、仕事も多岐に渡っているのです。

スタッフは朝に出勤するとミーティングをして、1日の業務を確認したり、利用者の情報を教え合います。
お昼ごはんまでに入浴介助などをして、昼食は自分で食べられない障害者のサポートも行うのです。
食事が終われば交代で休憩し、利用者のコール対応や見守りをしていきます。
午後3時にはおやつになり、ここでも食事の介助が必要な利用者の手伝いをします。
介護の記録や個人の仕事を片付け、夕食の準備をして食事を終えたら帰宅するスケジュールです。

夜勤の場合の仕事内容は、就寝準備の手助けや翌日の用意です。
利用者が寝静まったら活動の計画を立てたり、デスクワークをこなします。
一時間おきに巡視して、状況に合わせて介助や体位変換などもします。

担当相談員となると利用者の悩みを聞いたり、その家族の相談に乗ることもあるのが特徴です。
高齢者が入所しているような施設と違って色々な年代の人が居るので、年齢や性別に合わせたコミュニケーションが求められる仕事です。