求められる職種とは?

障害者施設といっても様々な種類に分かれています。
大きく分けると「介護施設」と「訓練施設」の2つです。

介護施設では、日常生活が困難な方のために、日常生活のお手伝いや創作活動、生産活動の場を提供しています。
たとえば障害を持っている子供が集団生活を送れるよう適応訓練や学習サポートを行う「放課後デイサービス」などが挙げられます。
介護施設では介護職員、放課後等デイサービスでは児童指導員という職種に分かれていますが、仕事内容は大きく異なります。

訓練施設では、就労支援施設や自立訓練施設などがあります。
就労支援施設では、就職訓練や就職に向けた生活訓練などを行っているため、他の施設に比べ、過去に一般企業に勤めていた職員が多くなっています。
自立訓練施設では、自立した日常生活や社会生活が送れるようにするためのリハビリテーションを行っています。
近年では「グループホーム」と呼ばれる共同生活援助を行う施設も多くなっています。

上記のように様々な職種に分かれており、運営母体も、NPO、社会福祉法人、株式会社と様々です。
運営母体によって施設の雰囲気や給料も大きく変わるため、障害者施設で働きたい、と考えている方は一度見学をしてみることをお勧めします。
職種によっては専門性を求められるものもありますが、未経験の方でも受け入れの間口は広い業界になります。
これまでの経験を活かした職種もあるはずですので、興味のある方はぜひ障害者施設での仕事についてを調べてみてください。